座ってみる。はじめての坐禅と瞑想。

ウェルネスツーリズム_座禅_瞑想

坐禅というと、動いたら背中を棒で打たれる、という絵が浮かぶ人が多いと思います。あれは警策といって、自分から頭を下げて打ってもらうものです。勝手に打たれることはありません。

坐禅や瞑想の時間を持てる宿が30軒。お寺の宿だけではなく、ホテルにも、サウナにもあります。

目次

うまくやらなくていいことになっています

座っていると、明日の予定とか、言いそびれたこととか、関係のないことが次々に出てきます。それでいいのだと、たいていの指導者が最初に言います。考えが浮かんだら、それに気づいて、呼吸に戻る。その繰り返しが坐禅なのだそうです。

だから、集中できなかった日も失敗ではありません。30分座って、20回くらい気が散って、20回戻ってきた。それで十分だと言われて、ずいぶん気が楽になりました。

はじめての日のこと

足は、組めなくてもかまいません
足は、組めなくてもかまいません

座る時間は30分から40分

山口の大寧寺で受けられる坐禅は、曹洞宗のやり方で30分から40分(朝7時から8時半の90分で3,500円)。長く感じますが、途中で足を組み替えても、椅子に座っても、たいていは許されます。

足は、組めなくてもかまいません

結跏趺坐という両足をのせる組み方が正式ですが、片足だけの半跏趺坐でも、あぐらでも、椅子でも。無理な姿勢で痛みに耐えているほうが、かえって呼吸に集中できません。

呼吸は、数えるところから

吐く息を、ひとつ、ふたつ、と十まで数えて、また一に戻る。数珠つなぎに考えごとが始まったことに気づいたら、そこで一に戻ります。何をしていいかわからない最初の10分は、これだけで過ぎていきます。

朝が多いです

宿の坐禅は、夕食前か、翌朝の早い時間に組まれています。永平寺の柏樹關だと、朝のおつとめは4時40分にフロント集合。早いのですが、外がまだ暗い時間に歩いて寺へ向かうところから、もう始まっている感じがします。

服装と持ちもの

  • ゆったりしたボトムス/膝を曲げて座るので、タイトなものは向きません。宿の作務衣を借りられるところもあります
  • 厚手の靴下/堂内は素足か靴下です。朝は床が冷たいです
  • 羽織るもの/動かずに座っていると、思っているより冷えます
  • アクセサリーは外して/音が出るものは、静かな堂内では意外と響きます

お寺の坐禅会は前日までの予約というところが多いです。宿を予約したら、続けて申し込んでおくと確実です。

お寺でなくてもいい

座禅のかたちにこだわらないなら、選べる宿はもっとあります。瞑想用の椅子を置いた部屋がある宿、照明を落とした露天風呂を「瞑想入浴」としてすすめる宿、サウナ室そのものを瞑想のためにつくった施設。静かに座っていられる場所があればいい、という考え方です。

泊まってみたい宿

福井県 永平寺 親禅の宿 柏樹關 坐禅を組んでみたい方 この宿を見る →

永平寺の門前に建つ全18室の宿。夕食の前に、大本山永平寺の吉祥閣で坐禅を体験できます(宿泊者は無料)。永平寺の坐禅が休みの日は、宿の道場で15時半から坐禅会。翌朝は4時40分に集合して朝課に参加します。大浴場からは永平寺の鐘の音が聞こえます。夕食は永平寺監修の精進料理か、地元の和食膳から選べます。

山口県 SOIL Nagatoyumoto 坐禅を組んでみたい方 この宿を見る →

長門湯本温泉の宿。歩いて10分の大寧寺で、住職の指導による坐禅ができます(朝7時から8時半の90分で3,500円、前日17時まで予約)。宿泊者は山口県最古とされる温泉「恩湯」と、6階の川を望むサウナを滞在中いつでも無料で使えます。客室にデスクとチェアがあり、仕事をしながらの滞在にも向きます。

長野県・穂高温泉郷 穂高温泉郷 ガーデンあずみ野 加水なしの温泉に浸かりたい方 この宿を見る →

安曇野・穂高温泉郷。2階の60畳の大広間が、お茶にもヨガにも座禅にも使える場所になっています。自分たちで時間を決めて使えるので、友人と行って、朝に一時間だけ座る、ということができます。湯は中房渓谷から引いた加水なしの温泉。食事には発酵食品を取り入れています。

静岡県・熱川温泉 熱川温泉 熱川プリンスホテル 海に向かって開けた屋上の露天風呂に入りたい方 この宿を見る →

熱川温泉。海を望むマルチスペース「茅舎」に瞑想のための場所があり、国際デザイン賞を受けた瞑想用の椅子「Alexia」が置かれています。プログラムの入ったタブレットとヘッドフォン、宿のアロマスプレーを貸してもらえます(20時から23時)。屋上には空と海に囲まれた露天風呂。

北海道・定山渓温泉 定山渓温泉 ぬくもりの宿 ふる川 子どもの入らない静かな露天風呂に浸かりたい方 この宿を見る →

定山渓温泉。地下の露天風呂「ゆ瞑み」は瞑想しながら入る湯として造られていて、子どもの利用は控えてもらっています。宿泊者だけが使えるので、静かです。定山渓温泉を開いた美泉定山が湯守をした壱の湯を再現したもの。貸切の岩盤浴には茶香炉の香りが流れています。

熊本県・サウナと天然温泉 サウナと天然温泉 湯けむり天国 湯らっくす アウフグースを毎時受けたい方 この宿を見る →

熊本市のサウナ施設で、泊まれます。「メディテーションサウナ」は照明と音とアロマ水で瞑想に導く造りで、この施設を全国に知らせたサウナだと言われています。もとは2016年の熊本地震のときに駐車場へ来た移動式の薪サウナが構想のきっかけだったそうです。女性専用のドミトリーがあり、館内にヨガスタジオも。

30軒を見る

坐禅や瞑想の時間を持てる宿として記録した30軒を、下のページに並べています。

瞑想・座禅のできる宿 30軒を見る

坐禅会や瞑想プログラムは、曜日や人数によって開かれない日があります。料金と予約の締切も変わるので、申し込みの前に宿や寺へご確認ください。

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