歩いてから、湯に入る。

ウェルネスツーリズム_散歩_山歩き

山を歩いた日の夜のお風呂は、ずるいくらい気持ちがいいです。ふくらはぎがじんとして、肩の力が抜けて、湯船のふちに頭をのせたまま眠りそうになる。あれのために歩いている、と言っても、そんなに間違っていない気がします。

森を歩ける宿として記録したのは164軒。宿がガイドを手配してくれたり、登山口のすぐそばにあったりする宿です。

目次

歩いてから、湯に入る

順番は、これがいちばんです。朝に温泉へ入ってから歩くと、汗をかいた体でもう一度入り直すことになります。歩いてから入ると、そのまま夕食、そのまま就寝まで一直線です。

だから、宿のチェックイン時間を先に見ておきます。15時に入れる宿なら、午前から歩いて、昼すぎに切り上げて、明るいうちにお風呂に入れます。16時や17時の宿だと、歩き終わってから手持ちぶさたな時間ができます。

一日の組み立て

歩いてから、湯に入る一日の組み立て
歩いてから、湯に入る一日の組み立て
  • 9:00/登山口へ。宿によっては送迎してくれます
  • 9:30〜13:30/歩く。往復4時間くらいまでが、その日のうちに回復できる範囲です
  • 14:00/下りてきて、着替える。車に着替えを置いておくと楽です
  • 15:00/チェックイン。まず風呂へ
  • 18:00/夕食。歩いた日の食事は、なぜかいつもより量が入ります
  • 21:00/寝る前にもう一度、ぬるめの湯に

翌朝、ふくらはぎが痛くても、朝風呂に入るとだいぶ楽になります。チェックアウトが11時や12時の宿だと、朝もゆっくりできます。

宿を選ぶとき

登山口までの足

公共交通で行くなら、ここがいちばん大事です。宿の送迎があるか、バスが一日何本か。歩き始める時間が決まってしまうので、先に調べておきます。

濡れたものを乾かせるか

雨に降られた日の靴とレインウェアは、部屋に持ち込むと大変なことになります。乾燥室やコインランドリーのある宿だと安心です。スキー場に近い宿は、たいてい乾燥室を持っています。

ガイドを頼めるか

はじめての山や、道が分かれている場所では、ガイドの人がいると安心です。知床のしれとこ村のように、知床五湖やフレペの滝を巡るツアーの相談に乗ってくれる宿があります。

持っていくもの

山の装備のほかに、持っていくもの
山の装備のほかに、持っていくもの

山の装備のほかに、宿に泊まるからこそ持っていくとよかったものを。

  • 着替え一式を、車か宿に/下山してすぐ着替えられると、帰りの時間がまるで違います
  • サンダル/登山靴を脱いだあとの足に、宿のスリッパはすこし頼りないです
  • ビニール袋/泥だらけのものを入れます。大きめを2枚
  • 湿布か、塗るタイプの薬/売店にない宿のほうが多いです
  • ゆるい靴下/一日締めつけた足には、ゆるいものを
  • 行動食の残り/夕食まで持たないことがあります

泊まってみたい宿

長野県 白馬アルパインホテル 白馬八方温泉に入りたい方 この宿を見る →

白馬八方の全18室。創業者は白馬岳頂上宿舎の支配人を長く務めた人で、登山者に愛されてきた宿です。八方尾根の登山口が近く、大浴場は白馬八方温泉のアルカリ単純泉。食事は民家風のレストラン「六花」で、信州の素材の会席。1泊2食付きで平日9,300円からという値段も、山の宿らしいところです。

北海道 世界自然遺産の宿 しれとこ村(旧 つくだ荘) 源泉かけ流しの湯にこだわりたい方 この宿を見る →

知床ウトロ。知床五湖の高架木道と地上遊歩道、フレペの滝、往復6キロのトレッキングと、宿がツアーの相談に応じてくれます。湯は源泉の鮮度を保つために浴槽の大きさを調整したというもので、温度の違う2つの浴槽をチェックインから一晩中使えます。貸切の家族風呂は50分1,100円。

秋田県 白神山地 ホテルゆとりあ藤里 白神山地のふもとで過ごしたい方 この宿を見る →

世界自然遺産・白神山地のふもと、藤里町。宿のすぐ前を藤琴川が流れていて、水にふれたり沢を歩いたりできます。テントサウナも。大浴場は朝5時から8時と、9時から24時まで。藤里産の羊毛でフェルトをつくる体験があり、手作りのサウナハットも売っています。

山梨県 フォレストリゾート 山中湖 秀山荘 自然林に囲まれて静かに過ごしたい方 この宿を見る →

標高およそ1,000メートル、自然林に囲まれた山中湖の宿。富士山と湖を望むトレッキングやハイキング、サイクリング、乗馬が周辺でできます。大浴場は山中湖温泉「紅富士の湯」の湯を運んだもので、pH10.2の高アルカリ性。朝は5時半から9時まで入れるので、歩く前にひと風呂、も可能です。

長野県 ホテルグランフェニックス奥志賀 地上4階の空中露天風呂に入りたい方 この宿を見る →

奥志賀高原。大浴場と露天風呂が地上4階にあって、露天からは渓谷の木々を見下ろせます。サウナはセルフロウリュのフィンランド式で、ガーデンテラスから岩菅山を見ながら外気浴。地下にプールがあるので、歩いたあとに泳いで足をほぐす、ということもできます。客室は42㎡以上でバルコニー付き。

熊本県 御宿 白金の森 源泉かけ流しの内風呂が付いた離れで過ごしたい方 この宿を見る →

熊本・白金温泉。5ヘクタールの敷地に散策路と展望台があり、バナナや果樹、野菜が育っています。山まで出かけなくても、宿の敷地のなかを歩いて一日が終わる、という過ごし方ができます。離れタイプの全室に源泉かけ流しの内風呂。15時イン、12時アウトです。

164軒を見る

森を歩ける宿として記録した164軒を、下のページに並べています。

森林散策・トレッキングのできる宿 164軒を見る

ガイドツアーは季節や天候で中止になります。登山道の状況も年によって変わるので、行く前に自治体やビジターセンターの情報をご確認ください。

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